ワカサギ釣りをしたら料理しよう!釣り道具とレシピも紹介!

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段々と寒い季節になってきましたね。

我が家でもついにストーブを出しました。

私がこの記事を書いているときには、天気予報を見ると東京で気温が1桁台になっていました。

冬といって思い浮かべるものーー。といえば皆さんあれですね。

そうです。ワカサギ釣りですね。

鍋?こたつ??みかん???そんなものは知りません(笑)

私も山梨に大学時代の友人がおり、冬になるとワカサギ釣りの道具を持って友人のところに泊まりに行くことがあります。

普段は釣り竿を買うと言うと、頭に角を出して怒る妻も、この時期には私と子どもとでワカサギ釣りに出かけてくれます。

家族で釣ると100匹前後、うまくいけばもっと釣れてしまうので、我が家ではワカサギが頻繁に食卓に登るようになります。

素朴な味わいですが、だからこそ色んな美味しい料理になるんですよね。

今回はワカサギ釣りに必要なものと、私が今まで食べた中で特に美味しかったワカサギ料理のレシピを教えます。

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ワカサギ釣りに必要なものとは?

 

ワカサギは初心者はもちろん、釣り未経験の方でも比較的簡単に釣ることができます。

必要な道具も少ないですので、思い切って揃えてしまうのもありだと思います。

竿

ワカサギは小さく軽いため、アタリがわかりづらいので、

竿は柔らかく、20〜60cm程度の短めのものがアタリを感じやすく、おすすめです。

リール

ワカサギ用の手動リールも色々ありますが、おすすめは電動リールです。

値段は7000円〜1万円前後と値段は少々張りますが、使いやすい上、手動とは釣果が段違いです。

私の釣り仲間の中には「電動リールでは釣った気がしない」という人がいて、必ず手動リールを使いワカサギ釣りをしていますが、私が見ている限りはあまり釣果は良くないです。

小さな子どもや女性でも簡単に使うことができるので、ぜひ用意してください。

ライン

ワカサギ用の細めのラインを選べばまず間違いありませんが、おすすめはPEラインです。

他にもナイロンなどもありますが、感度が高いので、アタリがわかりづらいワカサギには最適です。

仕掛け

こちらもワカサギ用の仕掛けを選んでおけば間違いありません。選ぶポイントは針の数です。

針の数は多ければ多いほど釣果は上がるのですが、絡んでしまったり、服に引っかかってしまったり扱いが難しいですので、

はじめのうちは4〜5本針がついているものを選び、慣れてきたら徐々に増やしていきましょう。

オモリ

オモリの重さの目安は1.0g~2.0g吊るタイプのものがいいでしょう。

材質はタングステン製のものがベストです。長持ちし、アタリもわかりやすくなります

エサ

ワカサギ釣りのエサは紅サシ(赤く着色したハエの幼虫)という虫エサがポピュラーで、食いつきもいいです。

これをハサミで切りながら使います。

これを抵抗なくできる!!という方は、ぜひ私と一緒にワカサギ釣りに来て、エサ付けをしてください(笑)

私は昔ほどではありませんが抵抗ありますね。

今は全く触れないということはありませんが、できれば虫は触りたくないです。

私のような虫嫌いな方におすすめなのが、人工餌です。

虫エサには劣りますが、それなりに食いつきはいいですし、なにより抵抗なく触ることができます。

電動リールが10000円と少々痛い出費ですが、他は5000円でお釣りが来るくらいの値段です。

「そんな出費をしないで週末にちょっとワカサギ釣りに行きたい!」

わかります。1回2回ワカサギ釣りをするなら、確かにちょっと痛い出費ですよね。

そんな方におすすめなのがレンタルです。

大体1500円くらいで上の道具全てを貸してもらえます。

ワカサギ釣りのできるところなら大体やっているサービスですが、一度確認してみるといいでしょう。(私のよく行く河口湖では確かやっていました。)

ただ、エサは虫エサしか用意していないところもありますので、虫エサが苦手な方は人工餌を持ち込むことをおすすめします。

臭いを出さないワカサギの処理の仕方

 

身も小さく、淡白な味わいのワカサギですが、可愛い見た目に反して生臭さはなかなか強烈です(笑)

気にならない方は気にならないみたいなんですが、気になってしまうととことん気になってしまいます。

しかし、本来、ワカサギは比較的水質のいい湖に住む魚なので、釣った後の処理さえ間違えなければ一切生臭くありません。

知ってさえいれば難しいことはありませんので、覚えてみてください。

釣った後にすること

「釣りたてをすぐ冷やして新鮮な状態を保って臭いが出ないように……」

いけませんね、これはやってしまいがちな間違いです。

ワカサギの臭いの原因は鮮度の低下よりも、内臓の内容物のほうが大きな要因となります。

ワカサギを釣ったらまず、湖水を入れたバケツに入れその中で泳がせ、フンや泥、胃の内容物を吐き出させましょう。

このときに、

  • カルキの入っていない湖水を使うこと。
  • あまりバケツの中をワカサギでいっぱいにしないこと。

を心がけてください。カルキ酸欠でワカサギが死んでしまい、鮮度の低下につながります。

こうすることで、内臓の中はほぼ空になり、食べる時の臭みは大幅に抑えられます。

その後に鮮度を保つために生きたまま袋に入れ、その袋をすぐ保冷剤の入ったクーラーボックスに入れてください。

調理時にすること

釣った後の下処理さえしっかりしていれば、臭いはあまり気になることはありませんが、

その後の下処理をすれば、ほとんど臭いがしなくなります。

まず、生臭さの原因となるヌメリを取りましょう。

ボウルにワカサギと塩を入れ軽く揉みます。

こうすることで、ヌメリ汚れ、おまけにウロコまで取ることができます。

次に内臓を取ります。

「あんな小さい魚に包丁を入れてさばくなんて職人技持ってないよ!!」

全くその通りだと思います。

ここで繊細な職人技を習得するために、京都の伝統工芸の職人に弟子入りすることはおすすめできません。

そんなことせずとも、簡単にワカサギの内臓はとれます。

まずワカサギの下あごを摘んでください

そのまま上あごと下あごを引き離し、ワカサギに対し水平に下あごを引き抜いてください。

そうすると下あごに内臓がついてきます。

たったこれだけで内臓が引き抜けます。包丁すらいりません。

そして最後に、牛乳に15〜30分ワカサギを漬け込んでください。

こうすれば臭いは完全にやっつけられます。

美味しくワカサギを食べよう!! ワカサギ料理のレシピ4選

 

ワカサギの下処理ができたら、美味しくワカサギを調理しましょう。

特にワカサギはさばく手間がない上、骨を処理する必要もないので簡単に調理することができます。

お子さんのいる方は、一緒に釣ったワカサギを一緒に調理するのも楽しいですね。

わかさぎの天ぷら

材料

  • ワカサギ(食べたい分)
  • 天ぷら粉(適宜)
  • 水(適宜)
  • 揚げ油(適量)
  • 抹茶(小さじ1)
  • 塩(おおさじ1)

作り方

  1. ワカサギの水分を拭いておく。
  2. 市販の天ぷら粉を分量通り水で溶く。
  3. 180℃の高温の油でからっと揚げる。

ワカサギといえば天ぷらですね。新鮮なワカサギは身が締まっていますが、小さな身からは想像できないくらい、ふわふわしています。

天つゆも美味しいですがおすすめは抹茶塩です。お茶の香りがワカサギの旨味を引き立てます。

お好みで粉わさびを入れるのもおすすめです。

余談ですが、「天ぷら」は実は外来語で、もともとは室町時代にポルトガルから伝来した南蛮料理の一種だそうです。

ワカサギのフライ 〜黒胡椒風味〜

材料(2人前)

  • ワカサギ(10匹)
  • 塩(適量)
  • 粗挽き黒胡椒(多めに)
  • 片栗粉(大さじ2)
  • 揚げ油(適量)

作り方

  1. ワカサギ以外をビニール袋に入れ振り、混ぜ合わせる。
  2. ワカサギを入れ振る。
  3. 粉がまんべんなくついたら、180℃の油できつね色になるまで揚げる。

ただのワカサギのフライだと面白みがないので、変わり種を紹介しました(笑)

黒胡椒をカレー粉やハーブにしても美味しいですのでアレンジしてみてください。

ワカサギの佃煮

材料(4〜5人前)

  • ワカサギ(20〜30匹)
  • 酒(1カップ)
  • 醤油(1/2カップ)
  • 砂糖(1/2カップ)
  • 生姜(2〜3枚)
  1. フライパンに酒、醤油、砂糖を入れ、強火にかける。
  2. フツフツしてきたら弱火にし、ワカサギと生姜を入れ蓋し15分くらい煮る。
  3. 煮汁が少なくなったら、蓋を外し、煮汁の水分を飛ばす。

ワカサギは思わず沢山釣れることがあります。そんな時に我が家では佃煮にして保存しておきます。

味が濃いですが、あましょっぱい味がご飯とよく合います。

ワカサギの南蛮漬け

材料(2人前)

  • ワカサギ(10匹)
  • 小麦粉(大さじ1)
  • 片栗粉(大さじ1)
  • 塩(適量)
  • ポン酢(100〜200ml程度)
  • 唐辛子(1本)

作り方

  1. ボウルにポン酢を入れ、輪切りにした唐辛子を入れておく。
  2. 水気を拭いたワカサギに粉と塩をまぶす。
  3. 180℃の油でカラっと揚げる。
  4. 揚がったワカサギの油を切り、熱いうちに、ポン酢に漬ける。

熱いうちに漬けると早く漬かります。辛味と酸味が後を引く美味しさです。

人参や白髪ネギと一緒に漬け込んでも美味しいです。

ワカサギを生食してはいけない

アニサキスをご存知でしょうか?一時期世間を騒がせていたので、名前を聞いたことのある方は多いでしょう。

イカやサケ、タラなど海の魚を介し、本来はクジラなどの海上哺乳類に寄生する寄生虫ですが、極稀に人にも寄生することがあります。(栄養が摂れないので死んでしまいますが。)

最近でも、埼玉県内でアニサキスの騒動があったようです。

埼玉県は13日、東武ストア桶川マイン店(桶川市若宮)で販売されたブリの刺し身を食べた30代の女性が腹痛の症状を訴え、胃から食中毒の原因となる寄生虫アニサキスが摘出されたと発表した。

引用:埼玉新聞 2018年11月13日付ニュース

しかし、アニサキスはあくまで海の魚にいる寄生虫ですので、川魚であるワカサギにはアニサキスはいません。

アニサキスはいませんが、もっと怖い寄生虫なら寄生している可能性はあります。

アニサキスは本来、人に寄生しない寄生虫ですが、ワカサギにいる寄生虫は人間に寄生する寄生虫です。

人から栄養を取り、成長します。

しかし、その寄生虫の殆どはしっかり加熱するか、20℃以下でしっかり凍らせれば死滅してしまいますが、

家庭用の冷凍庫は-15℃程度までしか下がらない上、冷凍しても死なない寄生虫もいます。凍らせても完全に安全を確保できるとは言えませんね。

釣ったワカサギを刺し身などにして食べることを紹介しているところもありますが、

専門知識のない方が川魚を生食するのは非常に危険です。

ワカサギに限らず、釣った川魚を食べるときは必ず十分中心まで加熱し、調理をするようにしてください。

まとめ

 

ワカサギ釣りに必要な道具は

  • 竿
  • リール
  • ライン
  • 仕掛け
  • オモリ
  • エサ

であること。

ワカサギの嫌な臭いを出さないために、

釣った直後にすることは、

  • 湖水の入ったバケツの中にワカサギを入れる。
  • バケツの中で内臓の内容物を吐き出させる。
  • 生きたまま袋に入れ、保冷剤を入れたクーラーボックスに入れる。

バケツにワカサギを入れる際に、ワカサギが死んで鮮度が下がらないように、

  • カルキの入っていない湖水を使うこと。
  • あまりバケツの中をワカサギでいっぱいにしないこと。

を心がけること。

調理する際にすることは、

  • ボウルにワカサギと塩を入れもみ洗いをし、ヌメリと汚れとウロコを落とす。
  • 内臓を取る。
  • 牛乳や酒に15〜30分漬けておく。

内臓の取り方は、

  • 下あごを摘んで、上あごと引き剥がす。
  • 下あごをワカサギに対し水平に引っ張り、内臓を引き出す。

ワカサギのおすすめのレシピは

  • わかさぎの天ぷら
  • ワカサギのフライ 〜黒胡椒風味〜
  • ワカサギの佃煮
  • ワカサギの南蛮漬け

であるということ。

ワカサギは

絶対に生食してはいけない。

ということ。

ワカサギは女性や小さな子どもでも釣れる魚です。

骨も小さく、正しく処理をすれば、生臭さもないので、魚嫌いなお子さんでもきっと食べてくれると思います。

カルシウムタンパク質といった成長に必要な栄養も豊富に含んでいます。

だからこそ、安全なものを食べてほしいですよね。

ワカサギは正しく調理をすれば、決して危険な魚ではありません。

たまに川魚から寄生虫をもらう人がいますが、その原因は十中八九生食をしたからです。

逆に言えば、しっかりと加熱調理をした川魚から寄生虫に感染するということは、まずありません。

先程紹介したアニサキスに感染した方も、ブリの”刺し身”からアニサキスをもらっていますよね。

ワカサギを食べるときは決して生食はせずに、しっかりと加熱した上で、美味しく食べてあげてくださいね。

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