ヒラマサ・ブリ・カンパチは違う!?簡単に見分ける方法とは?

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皆さんは、ヒラマサ、ブリ、カンパチの見分け方はわかりますか?

パッと見たところ、3匹とも似ている魚です。

私は釣りをしているのでパッと見で見分けがつきますが、妻は見分けがつかないみたいでいまだにカンパチをブリと言ったりします。

この3匹はとても似ていますが、よく見ると違います。

今回は、見分けにくい三匹の魚について、見分け方とオススメの食べ方について紹介していきます。

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三兄弟のヒラマサ、ブリ、カンパチについて

 

ヒラマサ、ブリ、カンパチは、みなさんも一度は聞いたことのある魚だと思います。

3匹とも、スズキ目アジ科ブリ属なのでとっても似ています。

よく見ると違うのですが、間違えられるのはブリとカンパチが「出世魚」だからです。

質問者
出世魚ってなに??

そう思う人が、いるかもしれませんので、少しだけ説明をします。

出世魚とは
出世魚とは、幼魚から成魚になるまでに、名前が何度か変わる魚のことを言います。

特にブリは、地域より呼び名が多数あります。

日本各地で呼び名が違うので知りたい方はこちらをご覧ください。

ブリ  (wikipediaより引用)

一般的にはブリが有名であるため、ブリと形が似ているヒラマサとカンパチは、ブリの成長段階として勘違いされることがしばしばあります。

しかし、まったく違う魚なのでその違いを紹介していきますね。

ヒラマサ

Yellowtail amberjack.jpg

(引用 wikipedia)

パッと見ると、ブリと区別がつきにくいです。

ヒラマサはよく見ると、魚体中央に黄色いラインが見えます。

また、腹びれの色でも見分けられます。

ヒラマサは、腹びれも黄色っぽい色をしています。

魚体が平らな事とお腹が張っていない所がブリと比べて異なる所になります。

また刺身にすると、ブリと形や色が違うことがわかります。

 

 

 

 

ブリの刺身             ヒラマサ刺身

(wikipediaより引用)

ブリよりも脂身が少なく、コリコリとした歯ごたえがあります。

ブリ

 

ブリは出世魚ということもあり、昔からお祝い事の料理によく使われていました。

私は、毎年雑煮に入れて、お正月に食べます。

(お雑煮に、ブリ入れるのは、九州地方の風習であったと思います。)

雑煮にいれなくとも、縁起がいい魚として、おせち料理に大抵入っています。

この時期の料理に使われるのには、もう一つ理由が有ります。

それは、ブリの旬は12月~3月くらいで「寒ブリ」といわれ、産卵期前なので脂がのっていて格別です。

だから、お正月に食べる、ブリは美味しいんです。

カンパチ

60センチ以下のものを「ショゴ」、60センチ以上のものを「カンパチ」と呼び分けています。

その他に、各地域で呼び名がさまざま有ります。

ブリのように、全国で同じように呼ばれていませんが、カンパチも「出世魚」です。

ブリと違ってまとまって、取れることが少ないため、天然物は高値がつきます。

カンパチは、DHAやEPAが豊富悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、逆に善玉コレステロールを増やす働きがあります。

そのため、心筋梗塞や活習慣病など様々な、病気を予防する効果があります。

二日酔いを起こす成分の分解を、助ける補酵素の働きもあります。

お酒のお供に、最高です。

しかし、飲み過ぎは注意です。

近年は養殖も盛んになっているので、年間を通して出荷されるようになりました。

カンパチの最も美味しい、旬の時期は秋から冬の産卵期前です。

ヒラマサ、ブリ、カンパチの違いは何処か?

外見

・ブリがお腹が張っているのに対し、ヒラマサは平らである。

ヒラマサの方が、魚体の黄色いラインがはっきりとしていて、腹びれも黄色い。

・あごの端の形がブリは角ばっているが、ヒラマサは丸みを帯びている。

ブリやヒラマサと違い、カンパチは全体的に、茶色っぽい色をしているので判別しやすいです。

食感・味

ブリとカンパチは、食感や味も違います。

ブリが柔らかいのに対し、カンパチやヒラマサはコリコリとした食感があります。

ブリは脂があるので、旨味も感じられます。

ヒラマサ、ブリ、カンパチのおすすめの食べ方

ヒラマサ

①刺身・握り寿司

刺身や握り寿司は絶品です。

脂が少なく上品な味わいで、コリコリとした食感が楽しめます。

醤油をつけて食べるのもいいですが、個人的には柑橘系を絞って

私は粗塩を少し振りかけて、食べるのが好きです。

②カルパッチョ

薄めに切り、オリーブオイルをかけて、イタリアン風にしても美味しいです。

胡麻との、相性も良いです。

③照焼き・塩焼き

焼き過ぎずの、ふっくらと焼き上げるのがポイントです。

ヒラマサの身は筋肉質なため、火を通し過ぎると身が締まり、硬くなってしまうので注意が必要です。

ヒラマサは小さくても美味しいのですが、2㎏~5㎏までのものが特に美味しく、それ以上のものは生食でお勧めできません。

シガテラ毒のリスクが、出てくるので要注意です。

ブリ

刺身・握り寿司

特に寒ブリは、脂がのっていて美味しいです。

回転寿司でもブリだけで、数種類メニューがあります。

そのくらい定番というか、人気の寿司ネタではないでしょうか。

②しゃぶしゃぶ

私はこの食べ方が好きです。

野菜と一緒にしゃぶしゃぶして、ポン酢で食べるブリしゃぶ絶品です。

しゃぶしゃぶにすることで脂も落ちて、その旨味がしみ込んだ野菜も美味しくいただけます。

③照焼き・ブリ大根

これはもう、定番メニューだと思います。

家で作ると、パサパサとすることが有ります。

たんぱく質が、熱の温度で凝固するので、パサパサしやすくなるのです。

つまり、火を通し過ぎないことが、大事です。

照焼きであれば、火をつける前にフライパンに入れてから、加熱するといいですよ。

カンパチ

①刺身・握り寿司

脂はブリよりも少なく、鮮度がよいとコリコリとした食感があります。

絞めてから熟成させると食感が柔らかくなるので、厚めに切って食べるのもお勧めです。

余った刺身は漬けにして、ご飯と一緒に食べるのも美味しいです。

②塩焼き

カマを塩焼きにすると、美味しいです。

ブリ同様、焼き過ぎるとパサパサするので要注意です。

③カルパッチョ

柑橘系の汁を絞って、オリーブオイルをかける、カルパッチョもさっぱりとしていて美味です。

まとめ

三兄弟のヒラマサ、ブリ、カンパチについて

  • 見た目は似ているが全く違う魚
  • ブリとカンパチは、出世魚である

ヒラマサ、ブリ、カンパチの違いは何処

  • 捌いていない状態では、ヒラマサとブリが見分けにくい
  • お腹が張っている→ブリ、カンパチ 平らである→ヒラマサ
  • ヒラマサは腹びれが黄色く、魚体中央に黄色いラインがくっきり見えている
  • カンパチは魚体が茶色っぽい色をしている

ヒラマサ、ブリ、カンパチのおすすめの食べ方

  • 刺身や握り寿司などの、生食がお勧め
  • 照焼きや塩焼きも美味しいが、火を通し過ぎないようにする
  • 柑橘系との相性が良い

ヒラマサ、ブリ、カンパチを見分けるにはまず、色を見ることです。

ヒラマサとブリは色も似ていますが、カンパチは茶色っぽい色をしているので、見分けやすいです。

ヒラマサとブリですが、ヒラマサは魚体の中心に黄色いラインがあるので判断できます。

また腹びれも黄色く、口(顎)の形も少し違うのでよく見ると違いが分かります。

魚体のふくらみでも、見分けられます。

ヒラマサだけは平らな魚体、ブリとカンパチはお腹が張っています。

ヒラマサ、ブリ、カンパチが見分けにくい時には

以上のことを是非参考にして、見分けてみてくださいね。

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