海釣り徹底攻略!ルアーで釣れない人の問題点とその対策とは?

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海でルアーフィッシングをはじめてみたものの、全く釣れなくて釣りが嫌になってきた、もうやめようかな、なんて思ってませんか。

海のルアー釣り、なかなかうまくいかない原因はずばり、海や魚のことを全然考えてない。

ことが挙げられます。

なにが言いたいかというと、エサを食べたい魚がいるところにルアーを投げれば、誰が投げても釣れるといった状況もつくれます。

釣りのうまい友達が投げて釣ったところに自分も投げたら、同じように釣れた!

なんて経験、あなたもあるんじゃないでしょうか。

そんな友達が知っててあなたが知らないことってなんでしょう?

海と魚の状況をバッチリ把握して自然を味方につけ、今度は自分が釣りウマな友達になっちゃってください。

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海釣りで釣れない原因として考えられるのは?

 

では早速、残念ながら海があなたに全く味方してくれない主な原因を検証してみましょう。

  1. 潮汐(ちょうせき)を考えていない
  2. 海の様子を観察してない
  3. 海のコンディションが悪いのに釣り続けてる
  4. ターゲットがなにをどうやって食べてるのか知らない

ちょっと難しそうに見えますが、慣れればそうでもありません

海や魚のことを理解して、自然と友達になっていくのも釣りの醍醐味というものです。

ひとつずつ、具体的に見てみましょう。

海面の高さが変わる潮汐(ちょうせき)

 

海面の高さは一定ではなく、上がったり下がったりします。

満潮干潮とか聞いたことありますよね。

釣り人として知っておくべきなのは、この潮の動きが魚の食欲と関係があるということです。

魚は潮の流れに逆行して泳ぐとき、体やヒレをたくさん動かします。そして体力を消耗してお腹がすくんですね。

なので、干満の差が大きく、潮の流れが激しくなるときに最も食欲が活発になる、つまりルアーに食いつきやすくなる、イコール釣りやすくなると言えます。

潮見表(タイドグラフ)を活用しよう!

そこで活躍するのが海釣りの必須アイテム、タイドグラフ(潮見表)です。

潮の動きは場所によって違うので、自分が行く釣り場近辺のタイドグラフを事前に見ておきましょう。

グーグルで「タイドグラフ」と検索すれば、釣り用や航海用など、地域や目的別にたくさん出てきます。

釣り用のもので、表ではなくグラフ状のタイドグラフが理解しやすくオススメです。

場所も指定して検索をかけてみましょう。

1日のうち、釣りやすい時間帯は?

潮の上げ始めと下げ始めです。

この時間は特に流れが強くなり、1日のうちで一番魚が釣れやすい時間帯と言えます。

ただし魚は夜行性昼行性に分かれ、ターゲットによって活発に捕食する時間帯が異なります。

狙っているターゲットが活発に捕食する時間帯と、満潮や干潮が重なる時間帯がベストです。

1年のうち、釣りやすい日は?

海の水位は1日のうちだけでなく、約1ヶ月の間にも月の満ち欠けによって上がったり下がったりします

満月と新月のとき、一番変動が激しい大潮となり、このときこそベストフィッシングデーです。

この日は潮の流れが強くなりますので、魚の食欲もわいてきます

大潮の日を狙って釣りの計画を立てたうえ、潮の上げ始めと下げ始めの時間帯をチェックしていけばバッチリですね。

全然関係ない話ですが、牛や、人などは大潮の時に産まれやすくなるらしいです。

神秘ですね。

大潮の砂浜からの投げ釣り
大潮の干潮時、大きく潮が引きますよね。

普段届かないようなところに投げて、魚のいるポイントを探る絶好のチャンスです。

逆に満潮時は岸の近くまで潮が満ちるので、魚が岸近くに寄ってきやすくなります。

遠くに投げることができなくても釣れる可能性が大です。

補足
根魚は潮の流れの影響を受けにくいと言われています。
ただ、エサになる小魚が動き出すと根魚たちも動くので、一概には言えません。

また、潮の流れがゆっくりのときにエサを食べる魚もいるので、狙いたいターゲットの性質をチェックしておきましょう。

海の様子を観察しよう

 

さて、タイドグラフを駆使し、万全の日、万全の時間に海に来ることができました。

しかし、ちょっと待ってください。

一体、どこらへんに投げればいいんでしょうか

魚がいそうなところを目で見て探すとき、意識してほしいのが、魚は食べ物のあるところに寄ってくる、という点です。

これをふまえて、海上をよく観察してみましょう。

海面に浮かぶ漂流物

海では流木やゴミなどに生えた海藻を食べに、小魚が集まります。

すると当然その小魚を食べに来る中型から大型の魚も集まってくるはずです。

海の上になにかを見つけたら、その近くにルアーを投げ入れてみましょう。

小魚や鳥

海を観察していると、海面を跳ねる小魚を見つけることがあります。

そんな小魚を食べるため、鳥が集まってくることもあり、これはわかりやすいですね。

よくマンガなどで漁師が「鳥山発見!」と言っているあれです。

この小魚たちは捕食者に追われて、海の表層に逃げてきているんです。

つまりこの近くに小魚を食べようとしている中型の魚がいると予測できます。

小魚が海上ではねて立てるさざなみをナブラと呼びます。

ナブラを見つけたらその付近に積極的に投げてみましょう。

潮目

潮目とは、温度や水質や速さの違う潮の流れがぶつかることによってできる、潮の境目のことです。

この潮目には大量のプランクトンが発生すると言われており、プランクトンを食べる小魚が集まって、その小魚を食べる中型の魚も集まってきます。

潮目があっても魚がいない、といったこともありますが、ただ闇雲に海に投げるよりは効果的に魚のいるポイントを見つけることができます。

ぜひ潮目を意識してキャストしてみてくださいね。

堤防や河口付近

堤防の付近にはコンクリートについて成長する海藻や微生物がいて、それを食べる小魚がたくさん集まります。

また河口付近は淡水と海水の混ざり合うところで、植物プランクトンが発生しやすいんです。

食べ物のあるところに、魚も寄ってきます。

だからたくさんの釣り人も集まってくるというわけです。

堤防や河口付近が釣りやすい定番の釣り場となるには、それなりの理由があるんですね。

海のコンディションが悪いときは?

 

コンディションが悪い状態の海では、魚を釣ることは難しいです。

海の状況を見極めて、よくない場合は場所を移動するなどしっかり対策をしていきましょう。

二枚潮

二枚潮とは潮の流れが上層と下層で異なることです。

深いところにいる魚を狙おうとして、ルアーをコントロールするのが難しくなったり、アタリがわかりにくくなったら、二枚潮の可能性があります。

ちょっと初心者は気付きにくいと思いますが、巻き抵抗の重さの変化で潮が走っているか止まっているか判断できます。

対策としてはルアーを重いものに変えてみてください。

逆に考えれば、二枚潮の境界線は海の中の変化がある場所ですので、良いポイントにもなります。

水潮

大雨が降ったあとなど、真水が大量に海に流れ込み、塩分濃度が低くなります。

見た目としては、土砂も一緒に流れ込んで茶色っぽく海が濁った状態です。

海で生きている魚は塩分濃度の低いところにいると死んでしまいます。

そこで通常の濃度のところへ逃げてしまうんですね。

また、動きが鈍くなったりして、あまり食欲もありません

こんな日の釣りは諦めよう、と、思うのはまだ早いですよ。

ときと場合にもよりますが、表層だけ水潮の影響が強い場合、深いところを探れば魚がいる可能性があります。

もともと深いところにいる魚は水が濁って警戒心が薄れ、かえって釣りやすくなることもあるようなので、狙うターゲットの習性をよく調べてからチャレンジしてみましょう。

赤潮と青潮

両者とも植物プランクトンの影響で海中の酸素が減り、魚が死んだり、別の場所に逃げてしまうので、釣りには向かない状況です。

大規模なものはよくニュースにもなっていますよね。

赤潮の場合は範囲が狭く、水深によっては酸素不足が解消されていて魚がいることもありますが、青潮の場合は広範囲にわたるので釣りは諦めた方がいいでしょう。

補足
天気がよく、海が澄んでいる場合、こちらから魚の様子がよく見えて釣りやすく感じるかもしれません。

が、魚はとっても臆病な生き物です。こんな日は警戒心が強くなって、ルアーに食いつきにくくなることがあります。

こちらから魚が見えるということは、魚からもこちらが見えるということです。

普段より一歩手前から釣るようにしましょう。

魚がなにをどのように食べているか知ろう

 

ルアー釣りでは、ターゲットが実際になにを食べているか知ることが重要です。

そして、いつも食べているものに似たルアーを選ぶことで、釣りやすくなります。

極端なことを言えば、狙っているターゲットがカニやゴカイを食べている時に、小魚をイメージしたルアーを使っても釣れるわけないですよね。

季節や海の様子、魚の生態から予測してみましょう。

そして、一番確実なのは釣れた魚の腹の中を調べてみることです。

1匹釣れたあと、同じ魚をもっと釣りたいなら、ぜひ腹をかっさばいて何を食べていたのか見てみましょう。

魚の捕食パターンを知る

魚がどのようにしてエサをとっているのか、知ることもレベルアップの鍵です。

捕食している魚をイメージできれば、ルアーで誘いやすくなりま

主なパターンは3種あります。

吸い込む

口を大きく開いて海水といっしょにエサを吸い込むタイプ。シーバス(スズキ)や、メバルなどがこれです。

体をひねる

獲物に噛みつき、体をひねらせて方向転換します。シイラやマダイがこのタイプです。

噛み付く

噛み付いて弱らせ、くわえなおして飲み込みます。ヒラメやタチウオがこのタイプです。

魚によって、捕食方法はまちまちなので、狙ったターゲットの捕食シーンを動画で見ておくのもいいですね。

それを見て、どんなルアーを使うか、イメージをふくらませておきましょう

まとめ

 

これで海釣りのことがだいぶ分かってきましたね。今回のポイントを復習しておきましょう。

  • 魚の捕食活動に潮の流れが関係する
  • 魚がルアーに食いつきやすい日、時間に釣りをする
  • タイドグラフを活用してその日、時間を見極める
  • 魚がいるところにルアーを投げなければいけない
  • エサがあるところに魚がいる
  • 海の上を観察する
  • 漂流物やゴミがないか
  • ナブラが起こってないか
  • 潮目がないか
  • 特別に海のコンディションが悪いときは思い切って場所を変えるのも手
  • 魚がなにをどうやって食べているのか知っておく
  • 普段食べているものに似たルアーを選ぶ
  • 自分のルアーに魚がどのように食いつくのかイメージしておく

これが分かってくれば、海と魚との駆け引きにも深みが増すはずです。

そしてできれば何度も同じ釣り場に行って、実際にいろんなことを試してデータをとってみましょう。

やはり経験がものを言いますので、同じ場所でルアー釣りをしている人から情報を聞き出すのが一番です。

なかなか釣れないからといって諦めるなんてもったいないですよ。

海のおいしい魚との出会いは格別です。

ルアーフィッシングの難しさとゲーム性を楽しんでいきましょう。

また、どうしても釣れないという方はこちらの記事をおすすめします。

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