カサゴの産卵時期はいつ?釣人にとって一番大切なマナーとは?

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カサゴという魚はご存じですか?

釣りの初心者でも釣りやすい魚で釣りファンには、なじみの深い魚です。

釣ってよし、食べてよし、姿よし。

と3拍子揃ったカサゴ。

高タンパクで低脂肪、さらに低カロリーとダイエット食にもいいんですよ。

漁では捕らない魚であり、市場にほとんど流通もしないので貴重な魚でもあります。

そのカサゴの産卵時期を知って、守りながら狙う時期を知る。そしてカサゴという魚を通して釣りにおけるマナーも考えてみましょう。

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カサゴの産卵時期はいつ?

 

カサゴの産卵時期は寒い時期の12月~2月、と言われています。

卵胎生魚に分類されています。

卵胎生魚とは、体の中で卵から魚の形になるまで育ててから体の外に出すことです。母親が子どもを守る為にそうしているのでしょうね…。

出された子どもは泳ぐ力がないので、数日間浮遊します。

その間に他の魚に食べられたり、波に打ち付けられたりと数が減っていきます。

子どもはある程度大きくなると、自分の住処を探し岩場テトラポットなどで生活するようになります。カサゴの行動範囲は1㎞範囲と狭く、ある程度群れで住んでいることが多いです。

テトラポットの隙間などに糸を垂らすと、同じ場所から何匹も釣れることがあります。

要するにそこは「カサゴマンション」ですね。

隣の隙間は1匹も釣れないのに、その隙間だけは数匹釣れる…。

そんな経験を持っている方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そんな中、大きなカサゴを釣ったとしましょう。

そのカサゴは、純粋にぷっくり太ったカサゴなのか?

それとも、子どもがお腹にいるお母さんカサゴなのか?

お母さんカサゴの場合は、そっと海に戻して頂きたいので、ここで子持ちカサゴの見分け方をお伝えします。

子持ちカサゴの見分け方

・お腹がぷっくり膨らんでいること

・そっとお腹を触ると、柔らかいこと

この2点です。

まるまる太ったカサゴのお腹はパンパンで弾力があります

そういうカサゴは食べても美味しいです。

しかし、子持ちカサゴはお腹の子どもに栄養を渡しているので卵を取ったらガリガリで美味しくないです

…なんだか書いていて切なくなりました。

間違ってもカサゴのお母さんを持って帰らないでくださいね。

カサゴの釣れる時期は?

 

カサゴは通年釣れますが特にから秋(6月~11月)が釣り時です。

子どもを産む前は栄養を蓄える為にガツガツ食べます。

食べ方ですが、カサゴは最初にちょこっと食べて美味しいか美味しくないか判断します。

その後に美味しいと思ったら大きな口を開けて「パクッ」と食べます。

ヒキで言うと最初に細かいアタリがきて、その後に強いアタリがきます。

ベラやフグなどは「バクッ」と食べてからエサが美味しいかどうか判断します。

ですので、最初から強いアタリがきます。

このようにアタリからどんな魚かを想像するのも楽しいですよ。

釣りも時期も春から秋なので、寒くもなく釣りやすいと思います。

是非挑戦してみてくださいね。

※なお、ルアーでカサゴを狙っている時はいきなり強いアタリが来ることが多いです。

そのときは遠慮なく引き抜いてくださいね。

釣り方・いる場所

カサゴは簡単な仕掛けで釣れます。

ブラクリ(おもりに針が付いたもの)に生き餌をつけて釣る方法、ワーム(ゴムみたいな素材)で釣る方法など初心者でも簡単な仕掛けで釣る方法があります。

いる場所に関してはカサゴマンションがある場所です。

堤防のきわテトラポットの隙間穏やかな波の場所など足場がしっかりとした場所でも釣れます。

詳しくは後で記事も紹介しますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

釣った魚の逃がし方

 

釣りを愛する人は魚も大好きなはずです。

知っているようで知らない「魚の逃がし方」があるのをご存じですか?

よく見かける光景で魚をリリースする時、ハリから外して海へ「ポイッ」と投げる姿を目にします。

魚からしてみたら、いきなり水面に叩きつけられるのですから「イタッ!」と思っているかもしれません…。

中には、足で海へ蹴っ飛ばす…こんな悲しい姿も時々見る事があります。

魚にしてみたらまさしく不運な日です。

口に針が刺さって痛い思いはするし、蹴っ飛ばされて痛い思いはするし…まさに踏んだり蹴ったりの「なんて日だ!」状態です。

釣りをする人間として、魚も最後まで優しく扱ってあげましょう。

「優しく扱う」というのがどういうことかと言いますと、魚を釣ってハリから外すときは「トング」を使いましょう。

魚は海の生き物です。人間の体温36度程の手でいきなりつかんでしまうと、魚にとっては「やけど」の原因となります。

トングを使う理由はもう一つあります。

ご自身の手を守る為です。

カサゴを例にあげますと、ヒレにとげがあり刺さると痛いです。

私も刺さった事がありますが、小さなカサゴでも痛さの威力は大人級です。

「チクッ」ときた後に「ジーン」と痛さが響いてきます。

その他にも、ヒレに毒があるアイゴや同じ根魚のゴンズイなど直接手で触ると危険な魚もいますので、そういった意味でもトングを使ってくださいね。

ちなみに、私が小さなカサゴを釣った時は、一刻も早くリリースしたいので針を取る為に思わず「口開けて」と言ってしまう事があります(笑)

5回に1回は開けてくれます(たまたまですけど…)

針を口から外した後も気をつけてください。

いきなり海へ投げてしまうと、魚にとってはパニックです。

理想は水の中で手のひらにのせ、復活するのを待ってあげましょう。

しはらくすると復活して泳いでいきます。

堤防から釣って海面まで遠い時は、手が届かないと思うのでバケツの中の水などで復活させてから海へリリースしてあげてください。

もし、子持ちの魚を釣ったら特にそっと扱ってあげてください。

高い堤防から海へ投げてしまうと、お腹から子ども(卵)が飛び出でしまいます。

妊婦さんですので特に注意してくださいね。

釣りのマナー

 

魚の逃がし方がわかったところで、釣りのマナーも知っておきましょう。

マナーを知っておけば、釣りを堂々と楽しめます。さらに、+αで気を使えば新しい仲間も増えるかもしれませんよ♪

守って欲しいこと

・ゴミは持ち帰る

・最後はバケツで使った釣り場を流す

・漁港など、漁船の通り道には投げない

この3つは最低でも守ってくださいね。

ゴミを持ち帰ることは人としてのマナーでもあります。

釣り場がゴミだらけ → 地元の人が困る → 釣り禁止になる

こうなると、釣りを楽しむことも出来なくなります。

また、他の人が捨てたであろう仕掛けなどが落ちていた場合でも回収してあげてくださいね。

バケツで釣り場を流す事も同じです。

私が釣りをしていて流している人をたまに見かけますがそういう方を見ると

「紳士!カッコイイ!」

と思います。

そういう釣り人でありたいですね。

最後の漁船の通り道ですが、船のスクリューに仕掛けが絡まったり、こちらの竿が持っていかれたりと良い事はありません。

この間の話ですが、投げようとしたら漁船が来たので構えたまま通り過ぎるのを待っていたんです。

そうしたら漁船がスピードを上げてくれて、早く通り過ぎてくれたんです。

そして、中に乗っていた漁師さんが「いいよ!」的な感じで手を挙げてくれました。

その時なんだかほっこりして、嬉しかったです。

ちょっとした気遣いが人と人との繋がりを生むことも出来ますので、マナーを守って釣りを楽しみましょうね。

まとめ

 

・カサゴの産卵時期は寒い12月~2月

・釣りは栄養を蓄えようとする夏から秋が狙い目

・カサゴはある程度群れでいる時が多い

・釣れた子持ちカサゴはそっと逃がす

・針から魚を外す時はトングを使う

釣り場は来た時よりもキレイに

どうでしたか?貴重なカサゴの事、少しは理解していただけたでしょうか?

そして、釣りを楽しむ人間だからこそ、魚にもやさしい人間でいたいですね。釣った魚は、優しく逃がすか、食べてあげる。

それが私たちが、魚に対する感謝の気持ちの表れでもあります。

最後にしつこいようですが、産卵時期(12月~2月)

子持ちのカサゴは必ず優しく海へ返しましょう

それがカサゴにとっても、未来の釣り人にとってもベストな選択です!

どちらの未来も考えることが、釣り人の一番大切なマナーだと思います。

これからも、みんなで釣り仲間として大きい魚、釣りましょうね!

こちらの記事で詳しくカサゴの釣り方について紹介しています。

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