キス釣りは、釣りの初心者にとって入門的な釣りになります。
また、ベテランの方も引き付ける魅力的な釣りです。
ベテランの方は、キス釣りの専用タックルでされている方が多いです。
しかしライトタックルでも十分に楽しめます。
ライトタックルの中でも、アジングロッドをオススメします。
アジングロッドでする、キス釣りの楽しさなどオススメする理由をお伝えします。
キス釣りの魅力
まずは、キス釣りの魅力をお話しします。
これを知ってもらえば、アジングロッドで十分だと思われるはずです。
私が思う一番の魅力は、当たりと引きの強さだと思います。
20~30号のオモリを、100~150メートル位飛ばす、ガッチリしたロッドでも楽しめる引きです。
「コツコツン」と当たりがあり
「グング-ン」と引っ張っていきます。
専用のロッドでされている方は、最初の引きを少し楽しんで直ぐに次のハリにキスを掛けようとします。
キス釣りの仕掛けは、ハリが何本も付いた仕掛けを使います。
このハリ全部に、キスをかけようとします。
仕掛けが長いため、最初に掛かったキスが暴れて絡まってしまったり、動きまわって他のエサを食わせられなくて、全部のハリに食わせるのにはハリの本数が増えるにつれテクニックと運が必要です。
キス一匹の大きさを競うのはもちろんですが、数本ハリが付いた仕掛けを使って何匹掛けたなど良く競っていました。
私は初めのころ、ハリを3~5本で使い分けていました。
風が強かったり、根が多かったりすると本数を減らして仕掛けの短い物を使用していました。
それで投げ易くて良く釣れる時は、ハリを7~8本付けて投げていました。
しかし全部のハリに、掛かる時もありましたが、大抵が1~2匹で多くても4匹ぐらいがたまにでした。
それに投げ方が悪かったりして、仕掛けが絡まって何も掛からずに帰ってくることもありました。
浜辺で投げていると、慣れていても結構疲れます。
そんな中で何も釣れないで絡まって帰ってきたり、釣れてるのに絡まっているのを見ると
「マジかよ!釣れるワケないじゃん!」
「一匹でこれかよ!」
と思いながら仕掛けを直していました。
そんな事を繰り返していて、ある時気づいたんです。
「ハリの本数減らせばいいじゃん!?」
「もっと早く気づけよ。」
て、突っ込みが聞こえます。
確かにそうですよね。
友人と行って釣りしている時ならまだしも、一人の時は張り合わなくていいのに同じように釣りしてました。
それにハリの本数を減らしたからといって、釣果はそんな大きく変わりませんでした。
ハリの数を減らしても、後悔するような釣果です。
「調子に乗って釣り過ぎた。」
「家帰って調理するのが面倒くさい。」
という位は釣れていました。
3本針で、一匹掛かったら上げるようにしたんです。
そうしたら、引きを楽しむことができるようになり楽しさがアップしました。
そこからまた考えました。
遠くに投げて釣りをしなくても、近くでも釣れるんだよなと思いました。
そう思ったんですがこの遠投も、キス釣りの魅力かもしれません。
しかし、遠投しなくてもキスは釣れます。
私は、見ているだけでしたけど、仲間が集まるとはじめます。
投げる時のホームの講習と、遠投大会です。
投げる時のホームは、力まず投げて余分な力を使わなくなり疲れにくくします。
また綺麗に投げることは、仕掛けを絡みにくくするため必要です。
遠投は、そこそこ飛ばせればいいと思います。
キス釣りでは、何色飛ばしたなんて言いますが、1色は約25メートルになります。
4~5色飛ばせれば、キス釣りする方の中では標準になります。
まあそんなに飛ばさなくても、釣ることはできます。
しかし皆さん、それ以上飛ばしたいと思うんです。
そしてその魅力に取りつかれると、行きつく先が遠投競技になります。
釣りから離れてしまいますが、楽しみ方は様々です。
私は、釣って食べる事が好きなので、遠投にはハマりませんでした。
キス釣りは、近くで数釣りが普通に楽しめる釣りです。
そこで手持ちの、アジングロッドで試してみることにしました。
仕掛けも手軽になります。
ロッドが短いため、仕掛けは一本バリにして、オモリは軽くなります。
それでも、仕掛けは30~40メートルくらい飛ばせるためキスの居るポイントに十分届きます。
20メートル位投げれば、釣ることはできるし手返しよくできる為数釣りも十分楽しめます。
「20メートルってホントに投げられるの?」
て思うと思いますが、投げるのに慣れれば直ぐに投げられます。
しかも近くで釣りができるようになり、アタリが取り易くなります。
今まで渋くて、アタリがわかり難くて逃していたチャンスを物にできるようになります。
そうすると、キス釣りの魅力の引きを楽しむことを増やすことができます。
アジングロッドは、感度がいいロッドなのでアタリが分かりやすくなり、掛けた後の魚の動きがわかりやすく楽しさが専用ロッドなどに比べて倍に感じられます。
そんなアジングロッドの特徴を、次でもう少しお話します。
アジングロッドの特徴
アジングロッドは、感度を重視したロッドになります。
この感度がよいロッドを使うと、アタリが取りやすく、魚の引きがわかりやすいのでやり取りがより楽しくなります。
細いからといっても、40㎝位のシーバス(フッコ)など時間はかかりますが上げれます。
竿先は細いですが、竿の持ち手の方はしっかりしていて、見た目以上にパワーはあります。
アジングでは、主に軽量のジグヘッドを使いますが、軽量ジグヘッドで届かない距離を狙う事も有り重い仕掛けを使う時もあるために穂先が二種類あります。
ソリッドティップとチューブラーティップです。
- ソリッドティップは、軽量のジグヘッドで近場を狙う時に使用する
- チューブラーティップは、ロッドの穂先は基本こちらのタイプで、アジングでは、重い仕掛けで遠くを狙う時使用する
ザックリと説明すると以上になります。
アジングではソリッドティップの方が、適しているため今はほとんどのモデルがソリッドティップになっています。
ソリッドティップモデルが、軽いオモリ用といっても。
1号(3.75g)位のオモリが、使えるロッドがほとんどです。
これ位のオモリが使えれば、十分キスが居る所まで投げられます。
しかもソリッドティップモデルは、ルアーなどの吸込みをよくします。
アタリも取りやすくて、アワセはロッドが補ってくれます。
穂先が細く曲がりやすいので、魚がルアーを吸い込んだ時に違和感なく曲がり送り込みます。
通常のロッドだと、吸込み時に穂先がスムーズに曲がらない為、送り込みができなく浅かったりしてアワセを失敗することがあります。
また魚がルアーを吐き出す時に、曲がっていた穂先が戻り始める為に、吐き出す力も加わり勝手にアワセをしたようになりアジングロッドでは、アワセを強くしなくても自然に掛かります。
なのでアジングロッドでキス釣りをするとアタリが取りやすくなり、それでも分からないアタリの時でもロッドが自然にアワセてくれますので、初めての方でも簡単に釣ることができます。
初心者の方でもアタリが分かりやすく、ロッドがアワセを補ってくれるため、アワセが上手くできなくて釣れないなんてことが少なくなります。
アタリがあっても、アワセられないから釣れなくて
「悔しい。」
なんてことが少なくなります。
アジングロッドでキス釣りオススメします。
仕掛けについて
フロロカーボンラインをアジングで使っている方は注意して下さい。
0.8号(3ld )以下だと、投げていると劣化が早く、切れてしまいます。
最低でも1号(4ld )の、ラインを使って下さい。
私が以前3gのメタルジグ2,3回投げただけで切れてしまいました。
それで1号(4ld )に変えたら、切れなくなりました。
投げ方もビュッと音の出るような、フルキャストもやめて山なりに投げるイメージで力をセーブして投げました。
エステルラインを、使う場合も注意した方がいいと思います。
瞬間的な力のかかり方に弱いので、キャストの仕方に注意した方がよいです。
PEラインは、アジングで使うなら細くても0.2号位なので心配はないと思います。
ここでラインの強度を、知るために色々試すのもいいかもしれませんが、その時は仕掛けの予備を多めに準備しておいた方がいいと思います。
仕掛けはキスやハゼ釣りで使う天秤を使った仕掛けか、中通しのオモリを使った仕掛けがいいと思います。
後はアジングで使う、Mキャロを使うのもいいと思います。
ハリなんですが、ジグヘッドの1.5g以上の物を使うのもいいんですが、ハリはキス専用の物を使った方がいいです。
ジグヘッドで釣れない事はないですが、活性がいい時やサイズの大きい時でないとなかなかハリ掛しません。
アタリが多くあったとしても、ハリ掛かりしない時の方が多いです。
キスは口が小さく細ながいため、専用のハリでないと絶対に釣果が落ちます。
場合によっては、ハリ掛かりしないで釣れません。
釣るために、専用バリを強くオススメします。
それから、アジングロッドでやるなら、ハリは1本がオススメです。
ロッドが短いので、ハリ2本までが限界だと思います。
2本バリでやっても、2匹掛かったことはほとんどありません。
それより一本のハリが、グルングルンに絡まって、毎回ほどいていた印象しか残っていません。
それなので今は、私は一本バリの仕掛けでしかやっていません。
一本バリでも、手返し良くできるので数釣り簡単にできます。
初心者の方も、一本バリの方が仕掛けが作りやすく、扱いやすいのでシンプルな一本バリにしてください。
匂い付きワームを使うべき理由
キス釣りなら、虫エサを使うのが定番です。
今はワームに匂いの付いた疑似餌を使う事が多くなり、より手軽にキス釣りを楽しめるようになりました。
近くに釣具屋があれば、虫エサを買った方が良く釣れます。
虫エサだと、私の周りの釣具屋には、青イソメしか置いていません。
他にも地域により、ゴカイやジャリメなどがあります。
虫エサは、やっぱり良く釣れます。
しかし、虫エサだと見るのもやだという人は居いますよね。
ましてや触るのなんて有り得ないわけでこうなります。
「さわるのそれを!?」
「なんで?」
「エサ付けないと釣れないでしよ!」
「触れないから付けて(笑)」
そうなると、エサ付けて攻撃で自分の釣りができません。
そんな時に、役立つアイテムはこれです。
パワーイソメ 太さ:細か中 色:青イソメか赤イソメを良く使っています。
バークレイ(Berkley) ワーム ガルプ サンドワーム4 イソメ太身ミニ青イソメ(CAMO)
匂いが気になるかもしれませんが、生きている虫よりはいいでしょと納得させて下さい。
相手も自分でできるようになったうえ、キスが釣れるようになると夢中になっていきます。
そうすれば自分の釣りができるようになり、お互いに釣りを満喫できます。
しかし本当に匂い付きワームで釣れるのか心配ですよね、
「こんなに釣れるんだ!」
と絶対に思いますよ。
わざわざ虫エサを使わなくても、匂い付きのワームで十分に釣ることができます。
私はアジングをよくしますので、私が釣るエリアでは5月位からキスが岸に近づいてきます。
なので必ずアジング行くときは、パワーイソメとキスバリは必ず道具入れに入れておきます。
もう1つのガルプは、アジングで初めてのポイントや時期の初めに試すのに良く使います。
ガルプは、アジが居るか確認するのには役に立ちます。
しかし私がアジングで使っている、ガルプには欠点が有ります。
胴体部分が太いため、キス釣りでは尻尾部分の細い所を切ったりして使っていました。
普通に使うと、アタリは凄くありますが ハリ掛かりをほとんどしません。
良型のキスや活性が高いときは、なんとか釣れますが釣果は落ちます。
使う時は注意して下さい。
イソメのタイプが有りますから、キスを狙い場合はそちらをオススメします。
パワーイソメやガルプは、匂いの元になる液体に浸かっているので収納に注意してください。
私はパワーイソメで痛い思いをしました。
パワーイソメは最初は、ロック付きの袋に液体に浸かって入っています。
液体が漏れないように、ロックをもちろんしっかりするんですが、合わせ方が甘かったり少し使っていると直ぐにロックが甘くなります。
袋のまま使い続けると、道具入れの中でテンションが下がる大事件がおこります。
「まじかよ!?」
と大声をだす事になります。
パワーイソメだったので、ブルーベリーの微妙な匂いでそんなに臭くなくて良かったんですが、液体でベタベタになったのが最悪でした。
ガルプは匂いがとてつもないので、ガルプでなくて凄く良かったと思います。
それからは保管方法を調べて、プラスチック製の蓋がしっかりできる試験管みたいな物へ、厳重に保管して持ち運んでいます。
この保管方法だと、ピンセットが必需品になります。
保管方法をしっかりすれば、匂い付きワームなら道具入れに何時でも入れておけるので、釣具屋に行く手間がはぶけて思ったときに釣りが楽しめます。
気軽にキス釣り楽しむために、匂い付きワーム必需品です。
まとめ
キス釣りの魅力
一番の魅力はアタリと引き
アジングロッドの特徴
匂い付きワームを使うべき理由
キス釣りは、専用ロットなんかでやるものではないです。
アジングロッドを使うのが、一番キス釣りの楽しさが満喫できると思います。
アタリが初めての方でも取りやすく、アワセもロッドが補ってくれるため、キスを釣りやすくなります。
そのうえ掛かったキスの動きが、わかりやすいため掛けた後のやり取りも数倍に楽しくなります。
近くで釣っているため、数釣りも手返しよくできますので楽しめます。
場合によっては、30~60分あれば十分に釣果がでて家での楽しみも増えます。
エサも釣りの度に用意しなくても、事前に用意しておいて気が向いた時に何時でも行けますので、手軽に空いた時間に短時間でも楽しめます。
手軽にできるようになったキス釣りを、アジングロッドを使って魅力を倍増させて楽しんでください。
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