サバは通年釣れますが、春から秋が良く釣れるシーズンとなります。
家族で釣りに出かけて、運よくサバの群れに当たれば面白いくらいに釣れます。
いっぱい釣れるのは嬉しいのですが、サバやアジなどの青魚って、傷みやすくて持ち帰るには困難と思っている方も多いと思います。
しかし上手に持ち帰ることが出来れば、美味しい魚なのも事実です。
今回は、そんなサバの「釣り方」、「持ち帰り方」と「美味しい食べ方」を紹介出来ればと思います。
サバを釣るには!
防波堤などで糸をたらせば、良く釣れるのがサバです。
大体は朝か夕方に釣れますが、群れにうまく当たれば、昼間でも釣れることがあります。
サバの釣り方も様々、まずはサバの釣り方を紹介しますね。
サバは回遊魚の為、上手くその場所に来てくれるかが、重要です。
釣り具屋さんにエサを買いに行った時にお店の情報掲示板などに、その日の釣りの状況や、釣果などが張り出されていたりするので見てみるのもいいですし、携帯の検索で釣果情報などを事前に調べておくのもいいと思います。
釣り方にもよりますが、サバ釣りに必要なものは、
- エサ(アミエビ、ルアーなど)
- 仕掛け(サビキ針、カゴ)
- 竿とリール
- バケツ
- 魚をつかめるもの
- ハサミ
- クーラーボックス(氷、ジップロック)
このくらいでしょうか。
サビキ釣りの場合は、釣り具屋さんに行くと初心者や家族向けに、針やエサを入れるカゴがセットになっているものが売っていたりします。
値段もそれ程高いわけでは無いので、初めて釣りをされる方や家族連れの方はそちらを求めるのが良いのではないでしょうか。
こだわりたい方には、エギング(イカをルアーで釣る)やアジング(アジをルアーで釣る)等の竿が良いかと思います。
竿と仕掛けの準備が出来たら、エサです。
アミエビと呼ばれる小さなエビのかたまりを買いましょう。
ルアーで釣りたい方は、小さなイワシなどに見立てたルアー(ジグがおすすめ)やサビキに似ているものなどを揃えればいいです。
サビキの下にジグを付けるという反則的な技もあります。
さあ!サバを釣りましょう
さあ、いよいよ釣りましょう。
サビキ釣りの場合は、仕掛けの下に付いている、カゴにサビキを入れて、海にドプンと入れたら小さなエビがふわふわと海の中をただよう感じに見せるため、竿をゆっくり上下させるといいです。
ルアーで釣る人は、少し弱ったお魚がひらひらと泳ぐ感じをイメージして、リールを巻いたり、竿を動かしたりしてみましょう。
サビキ釣りの人は、サバが回遊してくるタイミングがあえば、糸をたらすたびにサバがかかると思います。
そうなれば入れ食い状態になって、サビキをカゴに入れなくても、竿を海に入れるだけで釣れてしまうくらいになります。
お子さんと行けば、大喜び間違いなしの状態になりますよ。
大体、10㎝から15㎝位までのサバが釣れるでしょうか。
ルアー釣りの方も、回遊のタイミングに加えて、美味しそうな魚にルアーを見せることが出来れば釣りあげる事ができます。
ルアーの場合、上手くいけばスーパーなどで見かけるサイズのサバを釣りあげる事ができます。
サバが大漁!どうする?
ここからが本題になりますね。
大漁になったサバどうやって持ち帰る?
基本的には、そのままジップロックやクーラーに入れて持ち帰る事になるのですが、青魚は悪くなってしまうのが早いのです。
釣りたての魚なのでそんなにすぐには悪くはならないのですが、せっかく釣りあげた新鮮なサバをもっと新鮮なまま持ち帰りませんか?
そこで紹介したいのが、鯖折りと言う技になります。
あれ?サバ折りって何か聞いたことありませんか?相撲をご存知の方なら、知っていると思うのですが、相撲の技にサバ折りと言うのがあります。
技の概要としては、廻しを取って強く引きつけて、上からのしかかる様にして、相手の膝を土俵につかせる技の事です。
(相手の腰などに負担がかかる為、プロ以外の大会では使用禁止になっていることが多い技です。)
何故、サバ折りと言われるのか??
サバは、生き腐れと言われるほどに傷みやすい魚なんです。
まだ冷蔵庫等がなかった時代に鮮度を保つために、釣りあげた時にサバの首を折って血抜きをして、活〆にすることが多かったんです。
技の名称は、鮮度の為に首を折られたサバと技をかけられた力士の形が良く似ていたので、その名称がつけられたみたいです。豆知識です。
サバを釣ったら、サバ折りにする。これを覚えててください。
魚を触りたくないって方は、魚バサミで掴んで、サバ折りしていた場所を、ハサミでチョッキン!すればいいですよ。我が家はいつもそうやってます。エラもハサミで切り取ってしまいます。
臭いが気になる人は、ゴム手袋をすればいいですよ。さあ!持ち帰り準備は出来ました。
持ち帰って、美味しい料理にしましょう!
サバを料理しよう!
大漁のサバ持ち帰ったはいいけどどうする?せっかくの新鮮なサバ、食べたいですよね。
まずは、サバを食べれる状態にしましょう。
小さめのサバなら、動画のようにするのが一番楽ですよ。我が家でもそんな感じでさばきまくってます。
この状態にすればだいたいの料理に出来ますよ。下処理が終われば、料理していきましょう。まずは、天ぷらからやってみましょう。
- サバをキッチンペーパーで水分をとります。
- 塩を全体に振りかけてしばらく置いておきます。
- しばらく置いたら、再度水気をふきとります。
- 骨が気になる方は、この段階で取っておきます。
- お好みの大きさにしてから、てんぷら粉に入れて絡めます。
後は、揚げるだけで完成!
材料
- サバ
- 塩 少々
- てんぷら粉 適量
- 水 粉が緩くなりすぎない程度
次は、「新鮮だから出来るサバのなめろう!」
我が家は、大好きで良く作るんですよ。
なめろうとは釣ったばかりの魚を、漁師さんが船の上で作って食べたと言われている漁師料理です。
- 味噌、生姜、ゴマ、大葉、骨を取ったサバを混ぜながらミンチ状にします。
- 麺つゆ、酒を均等になじむように混ぜ合わせます。
- 混ざったものに、小ネギをかけてこれで完成!
簡単ですよね。
ただし、スーパーで売っているサバではやめておきましょう。
鮮度が分からないので、体調を崩す原因になります。
材料
- サバ
- 麺つゆ 1~2人用で、小さじ2
- 味噌 大さじ1
- 料理酒 小さじ2
- 生姜 チューブでok 適量
- 小ねぎ 適量
- ゴマお好みで 適量
- 大葉お好みで 適量
お酒のおつまみに最適
おにぎりの具にしても最高ですよ。
さらにここから我が家特製裏メニューを伝授します!
- 耐熱のどんぶりにご飯を入れます。
- ご飯の上に先ほどのなめろうをたっぷりと敷き詰めます。
- バーナーで炙ります。
「炙りなめろう丼」の完成です。
格段に旨味が増えて、全く別の一品へと変化します。
- サバを適当な大きさに切ります。
- 気になる骨を取ります。
- おろし生姜、酒、みりん、醤油に付け込んでもみこみます。
- 15分~30分なじませます。
- 無駄な汁は捨てて、片栗粉にまぶします。
- 余分な粉をはたき、170度の油で片面ずつキツネ色になるまで揚げます。
完成です。
材料 二人分
- サバ
- 酒 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 醤油 小さじ2
- おろし生姜(チューブでもok) 適量
- 片栗粉 大さじ3
- 小鍋に【南蛮ダレ】を入れて一煮立ちさせます。
- タッパーウェアに【南蛮ダレ】を入れ、野菜を浸して置いておきます。
- サバの水気をしっかりと取ります。
- 塩コショウで味をととのえととのえ、片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を入れて180度で、こんがりするまで揚げます。
- 揚がったサバの熱が取れたら、先ほどの南蛮ダレに漬け込みます。
- 一晩寝かせれば美味しい南蛮漬けの完成です。
材料4人分
- サバ小さめ30匹くらい
- 玉ねぎ 半分 薄切り
- ピーマン 1個 千切り
- ニンジン 半分 千切り
- 塩コショウ 少々
- 片栗粉 適量
- サラダ油 適量
- 【南蛮ダレ】砂糖、醤油、お酢 各大さじ4
- サバを塩焼きにします。
- 食パンにバターとマヨネーズを塗ります。(お好みでケッチャプも)
- 玉ねぎを薄くスライスします。
- スライスした玉ねぎを、水にさらして揉んでから、水気をしっかりとって絞ります。
- 食パンの片方に玉ねぎを敷き詰めます。
- 反対側に焼いたサバをのせます。
我が家では、そこにチーズをのせますが、お好みで。
卵のサラダを一緒に挟んでもokです。
完成です。
材料
- サバの塩焼き
- 玉ねぎ 半分
- マヨネーズ 適量
- ケチャップ お好みで適量
- チーズ お好みで適量
- 卵のサラダ お好みで適量
このサンドイッチ、我が家では一番人気なんです。
魚が苦手なお子さんでも、抵抗無く食べてくれるのではないでしょうか。
まとめ
- サバを釣るには、春から秋がベストシーズンである
- 上手くいけば大漁間違いなし
- 釣ったサバはサバ折りにしましょう
- 鮮度を保って美味しくサバを食べましょう
「サバ折り」を是非とも覚えて帰ってください!
新鮮な魚を一度味わってしまうと、後戻りはできませんよ(笑)
私の子どもは釣ってきた新鮮な魚しか食べなくなってしまいました。
魚の美味しさを分かって頂ければと思います。
釣り仲間になってしまった方々へ。
釣りライフこれからゆっくり楽しんでいきましょう。レシピためしてみてください。
魚って美味しいんです。これからも魚釣りをお互いに楽しんでいければいいですね。
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